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怖いモンスターピアレント!どう対応すれば良い?

1.モンスターピアレントの実態とは?

モンスターピアレントとは教師や学校に対して非常識で理不尽なクレーム・要求をする保護者のことをいいます。
概して、自分の子供だけのことを考える自己中心的な人物が多く、その要求やクレームの内容も一般的には受け入れがたいものばかりです。

たとえば、「うちの子はあの子と仲が良いので同じクラスにしてほしい」、「学芸会の演劇でうちの子を主役にしてほしい」といったものです。
教育の現場に限らず、このような利己的な発言は許されるものではありません。

【教育現場】小学校の教師あるある50選【モンスターペアレント】

しかし、幼い子供が問題に関与していることもあり、些細なクレーム・要求も扱い方を間違えると思わぬ大問題に発展する恐れがあります。
モンスターピアレントの言動にはどのように対応すれば良いでしょうか。

モンスターピアレントに正しく対応するためには、まず、彼らがそのような自分勝手な行動をとるようになった原因から理解する必要があります。
最も大きな原因としてあげられるのが、子供を過保護に育て過ぎていることです。

多くの場合、過保護な親は自身も同様に過保護に育てられていることがあります。
代々伝わるその家庭環境が「うちの子は悪くない」という固定観念を生み出します。

2.子供の素行を把握していないことも親が学校に対して高圧的になる一因

現代は近隣の住民と親しむことが少なく、他人の子育てを見ていないことも原因です。
何か子育てで問題が発生しても隣近所と相談する環境が無いため、自分たちだけで解決することが増え、結果として独善的な態度が増長していきます。

核家族化、共働きが増えたことで子供の素行を把握していないことも親が学校に対して高圧的になる一因です。
宿題を忘れた他の生徒も同様に罰せられたのに「自分だけ怒られた」と子供が嘘をついた場合など、普段の生活を把握していないため間違ったクレームを学校につけることになります。

近年ではニュースが絶えない学校でのいじめ・自殺問題から来る教育現場への不信感も、クレームの多い親を生み出す要因です。
この点については確かに学校側にも責任がありますが、だからといって理不尽な要求をして良いことにはなりません。

さらに、保護者自身が高学歴である場合もモンスターピアレントを生み出しやすい要因です。
自分より学歴の劣る教師たちに何がわかる、という態度は、その高いプライドから来るものです。

3.クレームをつけられたら保護者の言い分を最後まで言わせること

問題が子供を巻き込む教育に関するものであるだけに、モンスターピアレントは対応を誤ると取り返しのつかない事態にもなりかねません。
正しく対応するための第一歩は、まず、クレームをつけられたら保護者の言い分を最後まで言わせることです。

「うちの子は頑張ってるんだから追試をなしにしろ」というような要求は、土台、無茶なのですが、頭ごなしに黙らせようとしても、前述のような高いプライドが邪魔をしてかえって態度を悪化させるばかりです。

まずは、教師の側が理解しようとしている態度を示すことが重要です。
そして、保護者と話し合いをするときは、なるべく同僚の教師など複数人で対応しましょう。

夫婦で押しかけられた場合など、相手を落ち着かせるのに1人だと大変です。
それに、複数の教師が話を聞けば、学校側はこの問題を重要視しているとアピールすることにもなります。

4.保護者との話し合いは細かく記録をとるようにする

保護者との話し合いは、基本的に学校の施設内で行い、細かく記録をとるようにします。
記録は特に保護者に秘密にする必要はなく、むしろお互いに確認しながらメモなどをすると効果的です。

まとめられていく内容を見て、自分の言い分が利己的であることに気づくケースもあります。
後日、「言った」、「言わない」という不毛な問答をしないためにも記録はしっかりとりましょう。

最も重要なことは、学校側として「できること」と「できないこと」を明確に分けて対応することです。
モンスターピアレントの要求はほとんどが理不尽なものです。

それを冷静に客観的に、校則などのルールにしたがって解決します。
どの保護者・生徒に対しても平等に対処することが肝心です。